思い出づくり研究所レポート

3ヶ月に1度、写真整理のついでに祖父母や親へ写真を送ってあげる

祖父母や親にとって子供や孫の写真は持ち歩きたいくらい大事なものです。しかし、子供や孫の写真を手に入れる機会は少ないことが調査の結果からも見てとれます。祖父母や親のほうから写真の催促はしにくく、急に会いに行くことも子供や孫の事情を考えるとなかなかしにくいものです。

そのため、子供や孫は祖父母や親へもっと写真を送ってあげたほうがいいでしょう。忙しくてなかなか会えない、という人も写真を送るだけならそれほど手間ではないはずです。

しかし、「送ろう、送ろう」と思っているうちに時間が経っている、という人もいるはずです。大事なのは定期的に写真を送る習慣をつくることです。
第4回のレポートで行った調査では6割の人が3ヶ月に1度写真の整理をしています。それならば、整理のついでに祖父母や親へ写真を選んで送ってあげるのはいかがでしょうか。どうせ整理をするのであれば、祖父母や親へ送るための写真を選ぶ手間や時間もあまりかかりません。送ろうと思っている写真をためてしまっていると、どんどんおっくうになってしまうので、まずは整理したときに送ってみるといいでしょう。
このように、整理するついでに写真を送れば、少ない負担で定期的に写真を送ることができます。定期的に送っていれば、以前送った写真より前のものをわざわざ引っ張り出してくる必要もないので、手間もかからなくなります。
そして、次に会ったり、電話したりしたときに、送った写真について祖父母や親と話すことも多くなるでしょう。定期的に写真を送っていれば、古くて記憶がさだかではないものを送ることも減ります。撮った時期と思い出話をする時期とが近くなるので、写真を撮った状況も思い出しやすいはずです。そうすればより詳しい話ができるので、遠く離れていても思い出が共有でき、家族の絆が強くなります。