思い出づくり研究所レポート

元気だったころの写真で、亡くなる前5年以内のものを使う

そうはいっても、実際に身内が亡くなったときは遺影を急遽つくるケースが多いでしょう。
そうなると葬儀社や写真スタジオに頼んでつくってもらうことになります。その場合は過去の写真からいいものを見繕って渡します。
では、遺影として使う写真は亡くなるどのくらい前のものがいいのでしょうか。実際にどのくらい前のものが遺影として使われているのかを調べてみました。

亡くなる5年前までの写真を使うのが一般的

調査の結果、亡くなる5年前までの写真を使用するのが一般的のようです。あまり前の写真を使ってしまうと違和感があるので、指定されている場合を除けば、5年以内を目安に選ぶべきです。
特に孫がいる場合は、あまりに若いころの故人の写真を使うと、孫にとってのおじいちゃん、おばあちゃんのイメージと遠いものになってしまいます。元気だったころの写真の中で、できるだけ最近のものを使うといいでしょう。

しかし、いざ写真を探してもなかなかない、ということもよくあることです。
それを避けるためにも、年末年始など家族が集まったときに写真を撮っておくことをおすすめします。特に遺影を意識して撮る必要はありません。撮った写真をあげれば相手は喜びますし、あとで見返せば一緒に過ごした日々を思い起こすことができます。