思い出づくり研究所レポート

印刷するひと手間が、思い出を強くする

そうはいっても、すべての写真データを、印刷するなどのバックアップ対策をするのでは、その手間や金銭的な問題で迷ってしまう方がいるかと思います。そこで写真を印刷するという人たちに、どういった目的で写真を印刷するのか聞いてみました。

写真を印刷する理由

その結果、「人にあげるため・見せるため」という理由が最も多いことがわかりました。確かに、ご両親にわが子の記念の写真を見せようと思った場合、メールで送ることはあまり考えられません。きっと、印刷された写真に慣れ親しんでいるし、その方がすぐ飾ったりもできるので、喜ばれることを知っているからです。自分が印刷されたものとされていないもの、どちらをもらった方が嬉しいか、どちらを見やすいかを考えると答えは自ずとみえてきます。

写真というのは何かの記念として、思い手を形にし、みんなで共有するために使われてきたもののひとつです。その特性を忘れてはいけません。印刷するそのひと手間が、思い出をさらに強いものにしてきたはずです。

みなさんが撮った写真データの中には、人にあげたい、人に見せたいと思うものもきっと数多く眠っているはずです。それだけでも印刷しておけば、自分のバックアップ対策にもなり、色々な人との思い出の共有としても使えます。