ペットの写真を撮っておくことで、思い出を形として残せます。しかし、ペットの写真を常に撮っているという人はあまり多くないでしょう。
以下のデータがそれを示しています。
飼い主の85%が家に来て1年以内に最も多く写真を撮っている
85%の人がペットの写真を、一緒に暮らして1年以内に多く撮っています。
ペットを飼い始めたばかりの頃は成長がわかりやすく、家族も物珍しいので写真を撮ります。しかし、しばらく経ってペットの見た目に大きな変化がなくなると、だんだん撮らなくなっていき、写真がどんどん減っていくのでしょう。
成長して写真を撮らなくなってしまうと、思い出が形に残っていない「空白の時期」が生まれてしまいます。
次に、その時期がどのくらいになるのかを調べてみました。
ペットのうち、35%が10年以上長生きする
飼い始めて10年以上経ってからペットを亡くした、という人が35%いることがわかりました。また、7年以上10年未満と答えた人と合わせると、50%以上の人が7年以上同じペットと一緒に暮らしていることがわかります。ペットと長く一緒に住んでいればいるほど、様々なできごとが起こり、思い出が積み重なっているはずです。
しかし生まれてすぐ、あるいは飼い始めてから1年以内の写真しか撮っていないと、ペットと過ごしてきた大半の年月の思い出は記憶に頼るしかなくなってしまいます。人の記憶はあいまいで、できごとを細かいところまでは覚えていられません。
写真はペットの姿だけでなく周りの雰囲気まで写し撮るので、その前後にどんなことがあったのか、ペットがどんな行動をとったのか、など記憶だけでは忘れてしまいがちなことまで思い出せます。
このため、定期的にペットの写真を撮っておくことをおすすめします。
しかし、家族の写真と同じく、日常生活ではなかなか「撮ろう」という気持ちになりません。そこで、ペットのイベントに参加するのはいかがでしょうか。イベントに参加することが思い出になりますし、ペットの普段と違う表情も見られます。その表情を撮っておけば、成長した姿も写真に残すことができます。
また、イベントで知り合った人と仲良くなり、お店、ペットフードやしつけなどの情報交換をするのも楽しいものです。仲良くなった人のペットの写真を撮って送ってあげれば、思い出話もできます。
イベントに参加することで思い出や写真が増えるとともに、同じ趣味の仲間も得られるのです。
ペットが亡くなったあと、残るのは思い出です。一緒に過ごして楽しかったこと、嬉しかったことをたくさん思い出してあげましょう。その写真を見返して家族で話をすれば、思い出は生き続けます。
Vol. 25
撮りっぱなしで思い出写真をなくす前にできること
Vol. 24
人間関係を築くきっかけや、自分を見つめ直す機会となる
Vol. 23
年賀状の写真を決めるタイミングで、今年の写真を整理
Vol. 22
デジタル時代に変わり、撮影者の視線が多様化
Vol. 21
思い出を呼び起こす写真は、匂いや音が感じられるもの
Vol. 20
過去・現在・未来。思い出はそれぞれの時間をつなげる
Vol. 19
思い出を振り返るだけでなく、新しい思い出も加わる
Vol. 18
作り込んだ写真年賀状の効果を分析する実験
Vol. 17
フォトブックを作成して、自分の価値観を分析する実験
Vol. 16
昔の「気になる」写真で自分磨きのきっかけに
Vol. 15
「好き」「きらい」をテーマに撮って、これからの自分の課題を発見
Vol. 14
「撮っても選ばない」で、違いが出る個性
Vol. 13
思い出写真は、自分のことを相手に伝える近道
Vol. 12
いよいよ思い出を人生に活かす実験がスタート
Vol. 11
思い出は写真に。
写真を整理すれば未来が見えてくる
号外
震災のがれきから思い出を救う
Vol. 10
7 割の祖父母や親が
孫や子供の写真を持ち歩いている
vol.9
3人の2人が
ペットの写真を持っていない
vol.8
7割の人が家族旅行をしていない
vol.7
3人に2人が
家族写真を撮らなくなっている
vol.6
家族を安心させる遺影の作り方
vol.5
7割の人が人物写真の撮り忘れで
後悔 旅行中の写真撮影
vol.4
写真整理は3ヶ月に1回が6割
vol.3
デジタル画像保存の落とし穴
vol.2
カメラを片手に思い出を残そう
vol.1
思い出をつくる、のこす