明けてはカメラ、暮れては写真

【7月10日更新】
写真家ソール・ライターをご存じですか

こんにちは、オッジーです。
私の大好きな写真家ソール・ライターをご紹介します。

DSC_1013.JPG
 写真集「ソール・ライターのすべて」

40年間も写真に興味がありながら、
私自身ソールライターを知ったのはここ数年です。

実は、2017年日本で初めての回顧展が、渋谷「BUNKAMURAザミュージアム」で開催されるに及んで、日本でもやっと認知度が上がった写真家です、

1950年代から写真活動を始めながら、母国アメリカでも
「再評価」という言葉がよくつかわれるように、
最近になって注目を浴びている写真家です。

私がソールライターを好きな理由は、
何気ないニューヨークの日常の景色を撮りながら、
その写真がとても大胆でおしゃれに捉えられていることです。

DSC_1015.JPG
「雨粒に包まれた窓の方が、私にとっては有名人の写真より面白い。」(ライターのコメント)

作品に添えられているライター自身のコメントも
含蓄があり、「視点」としてとても参考になります。

ライターの写真は時に、大胆に中心やピントを外します。
DSC_1019.JPG

写っていない部分や、ピントの合っていない部分の方が
重要だ・・・と言わんばかりに。

DSC_1016.JPG

「写真はしばしば重要な瞬間を切り取るものと扱われたりするが、本当は終わることのない世界の小さな断片と思い出なのだ。」(ライターのコメント)


画面の中心を外し、主題のピントを外すことで
写真に「余韻」が生まれていると思います。

DSC_1014.JPG


ニューヨークで撮ったからおしゃれになっているのではなく、視点や感性がおしゃれなのですね。


スナップ写真は、つくづく視点なのだな、と思います。
自分の街でも、こんな写真を撮りたいと
自分の視点を磨いていきたいと思います。

多くの書店で目にする写真集です。
書店に行かれたら、探してみてください。

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【6月28日更新】
家族写真② 背景にスポットライトを入れました
こんにちは。オッジーです。

またまた、家族写真です。
前回も書きましたが、家族写真は最も良い
ポートレートの訓練になりますよね。

ポートレートと言えばやはり
表情やポーズばかりに意識が行きがちです。

しかし、写真全体を引き締め、さらには人物をより引き立たせるために
背景は本来最も気を遣うべき要素ですよね。


 

背景にスポットライトを入れる

私は、人物撮影を逆光で撮るのが大好きですが、もう一つ
よくやるのが背景にスポットライトを入れることです。

スポットライトといっても、人工的なライティングではありません

秩父にて.jpg

Nikon F3 Ai-s50mm f1.4 PROVIA 撮影地:埼玉県秩父市
 

上の写真は、秩父の有名なお寺「金昌寺(札所4番)」で撮影しました。

人物に木漏れ日の中へ入ってもらい、右上から天然のスポットライトが

当たっているようにしました。

また、背景にも木漏れ日がさしています

何か空気感のようなものが写真全体につけられたと思います。

 

背景を意識しポジションを決める

FH000013~2.JPG

Nikon F3 Ai-s 35mm f1.4 業務用フジカラーISO100 室内自然光

上の写真は自宅室内で撮影しました。

子供はじっとしていることがありません。

このカットを撮るまでに20枚くらいシャッターを切っています。

しかし、玄関から入る背景のスポット光を入れたかったので、

私の位置は変えずに子供がこっちを向くまで我慢し、

気に入る表情を捉えるまで何度もシャッターを切りました。


正面の窓の光で、目にキャッチライトが入っています。



この場合も、背景に光を取り入れることで、

人物が浮きたち、写真全体に変化が出せたのではないでしょうか。



 家族の写真だと表情中心でシャッターチャンスを狙いがちですが、背景も大切にしたいですね。

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【5月13日更新】
マウントアダプターの楽しみ

こんにちは。オッジーです。

私の愛機はミラーレスではありません。
普通のデジタル一眼です。

マウントアダプターを使ってオールドレンズを楽しむのは
ミラーレスの独壇場のように思われがちですが、
数少ないながらも、デジタル一眼でも楽しめます。

先日、カメラのキタムラのネットサイトで、
ペンタックスの古いレンズを
キヤノンEOSにつけるアダプターを見つけました。

(SMCタクマーをEOSにつけるアダプター)

カメラのキタムラのサイト↓
https://shop.kitamura.jp/K%EF%BC%86F+Concept+KF-42EF+%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%BC+%EF%BC%BB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA%E5%81%B4%EF%BC%9AM42+%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3%E5%81%B4%EF%BC%9A%E3%82%AD%E3%83%A4%E3%83%8E%E3%83%B3EF%EF%BC%BD/pd/6936069201840/

注文して待つこと約1か月。
やっと手に入ったので、すぐテスト撮影。


DSCN1179.jpg
SMCタクマー105㎜ F2.8 をEOS50D に装着

SMCタクマーレンズの特徴は、シャープでありながら柔らかい描写が楽しめます。
IMG_7226.jpg

それともうひとつ! 特にこの105㎜は、玉ボケに輪郭線が入りやすいことです。

これを「シャボン玉ボケ」と言うそうです。

玉ボケの輪郭に白い線が入っているのがお判りでしょうか?
最近のデジタルレンズにはあまりない描写です。

IMG_7240.jpg

撮り方によっては、シャボン玉ボケが盛大に入ります
IMG_7248.jpg

単に懐かしいだけではなく、レンズの個性を活かせば
ユニークな作品つくりに役立ちますよ。


【ご注意】操作はすべてマニュアルになります。オートは一切使えません。
また、レンズによっては使えない、本来の性能が発揮できないものもあります。

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【5月8日更新】

トーンカーブを使って作品を見直そう

こんにちは。PCC事務局のオッジーです。

皆さん、巣ごもり生活が続いていますね。
こんな時、写真の整理をしている方も多いと思います。

ついでに簡単なレタッチを試してみるのはいかがでしょう?


先日行ったPCCのアンケートで「在宅中にやりたいこと」の
第3番目に「レタッチ」が上がっていました。
皆さん興味があるのですね。


「レタッチソフトは難しいので敬遠」という人でも
トーンカーブ機能は簡単で、しかも効果抜群。


明部の明るさは変えずに、暗部だけもっと暗くしたい。
暗部は変えずに、明部だけ暗くしたい・・
などの調整が、画面の変化を見ながら調整できます。


(下例はキヤノン付属ソフト「Digital Photo Proffesional 4」を使用)

トーンカーブBefore.png
手を加える前の作品
全体にやや明るめで、メリハリが無い


トーンカーブAfter.png
トーンカーブ(画面右側のグラフのような線)を動かした調整後の作品

上の例では、明部をほんの僅か持ち上げて、
暗部を下げた状態にしました。
全体にメリハリが出てきました。

実際の操作はトーンカーブの線をマウスでつまんで自由に動かすだけです。
コントラスト調整は全体のコントラストを上げたり下げたりしますが
トーンカーブ機能は暗部や明部に分けて調整できます。
(極端な補正には向きません。)

カメラ購入時についてくる(もしくはダウンロードできる)各社の写真ソフトに
このトーンカーブ機能はついていると思います。


トーンカーブ機能を使うことで、
作品を見直す良い機会になると思います。

お試しあれ。


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【4月30日更新】
いまこそカメラのお手入れ

どこのお宅にも、タンスや押し入れの奥に眠っている
古いカメラの1台や2台は、あるのでは?

当家は父の形見的な、こんなカメラがあります。
IMG_7051.jpg
Konica C35FD

ヘキサノン38㎜ F1.8という明るいレンズのついた
コンパクトカメラです。
1973年発売と言いますから、もう47年も前のカメラ。
レンズシャッターカメラなので、シャッター音がほとんどしない。
父は、仏像が大好きで、レンズの明るさとシャッター音の小ささを利用し
暗いお堂の中でこっそり撮影禁止の仏像を撮っていたらしいふらふら

巣ごもり生活なので、このカメラを引っ張りだして
久しぶりにお手入れ。
電池を入れたら、露出計もしっかり動きます。

確か以前撮った写真もあるはず・・と探していたら
2017年7月に、このカメラで撮った写真が出てきたので
ご紹介します。

C35004.JPG
明るいところも暗いところもしっかり描写します。
諧調は豊かで高性能なレンズです。
1.8のレンズらしく手前の暖簾がぼけて、立体感も出ます。

C35003.JPG

明るいレンズは暗い場所でとても有利。
手持ちで夜景が取れます。光もにじまずレンズが良い証です。


C35007.JPG

とても小さいカメラで、シャッターストロークは長いので
手振れは注意。
しっかり構えて撮れば・・よく写ってますよ。

カメラをきれいにお手入れして、写真を眺めていたら、
フィルム入れて撮影に行きたくて、うずうずしてしまいました。

今の時期、古いカメラもしっかりメンテナンスしてあげて
ください。最新型とは違う楽しみがまた見つかります。

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【4月28日更新】

こんにちは。オッジーです。

近場でお花でも撮ろうか・・・とカメラ散歩
思わず目を引くきれいなお花を撮ってはみるが、
ワンパターンになりがち。

カメラ散歩なら、おススメは日の出直後か日の入り直前。
日差しが水平に射し込むから、光が浮きだった写真が作りやすいです。

下の写真は、自宅の庭で撮影。
日の出直後なので、光が真横から射し込み
まるで小花にスポットライトを当てているよう。

FH000014.JPG

もう一枚。裏山で撮影。
夕方の逆光で、ライントーンが浮き上がり
こんな雑草(?)でも作品になる!?

f413401088.jpg

斜光、逆光の時は露出補正を思いっきり
アンダー(マイナス=暗くする)にしてみましょう。
上の写真はー1、下の写真はー1.5で撮影しました。

何気ないものでも光の捉え方で、楽しい作品になるかも。

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【4月17日更新】

こんにちは。オッジーです。

緊急事態宣言で、おうちに閉じこもり状態になる方も多いと思います。

こんな時は、以前撮った写真をじっくり見直してみるのはいかがでしょうか?

撮影してから時間を経て、改めて見直してみると
自分の作品でも冷静に見直せるものです。

「結構よい作品だなぁ」と新たに発見するものもあれば、
「自己満足だったかなぁ」と思い直すものも。

また、「もう一歩!?」と思うような作品もあるでしょう。

そんな時試してみたいのは、白黒写真にしてみることです。

色彩が無くなることで、雰囲気が変わるだけでなく
撮影時の意図が見えてくることさえあります。

パソコンに入っている画像ソフトなどで
「彩度」を無くす(0にする)と、白黒にできます。
画像ソフトによりやり方は色々ですが、簡単にできて、
作品の新たな側面が発見できるので、おススメです。

紅葉していないモミジ。
f513802240.jpg


白黒にしたら、しっとりとした雰囲気で意外と見れる?

f513890304.jpg


板壁を撮りたかったのですが、
電信柱の黄色に目が行ってしまいます。

f472941152.jpg


白黒にしたら、板塀の重厚さに目が行くようになった?
f472941152BW.jpg

どちらが好みかはわかれるところですが、
自分の作品を見直す一つの方法ではないでしょうか。
フォトコンテストに応募できる作品が発見できるかも。

お試しあれ。

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