思い出づくり研究所レポート

遺影の9割が急遽つくられたもの 家族を安心させる遺影の作り方4人に1人が遺影選びに困っている

突然家族が亡くなり、慌しいままありあわせの写真で遺影をつくってしまう。
しかし、いざ葬式で飾られているのを見ると、何だか本人らしさがなく、合成したのが丸わかり……

そんな経験をした方もいるのではないでしょうか。

遺影は故人が家族に残していく思い出の最たるものです。葬儀のときにはそれを見て参列者が故人をしのび、その後は家に飾られて故人のかわりのような存在になります。
そこで今回は「遺影」について調査してみました。

4人に1人が遺影用写真を探すのに困っている

葬儀の際に困ることを聞いたところ、遺影用に加工する写真を探すのに困った、という回答が3番目に多く、4人に1人が困っていることがわかりました。葬儀までのあわただしい中で、遺影用の写真を探す時間は遺族にとって負担になるようです。
それでは、どのくらいの人が遺影を準備しているのでしょうか。

9割の人が遺影を急遽つくった

調査の結果、遺影用の写真を事前に準備している方は少なく、9割の方が写真を急遽用意していることがわかりました。撮っておこうと思っている人は多くいたとしても、実際に撮影している人はわずか3%しかいません。
遺族に負担をかけないためにも、元気なうちに遺影を撮っておくといいでしょう。そうすれば、遺影用写真探しで家族に負担をかけないうえ、元気な姿を遺影として残すことができます。