秋山庄太郎記念「花」写真コンテスト2011
NPO法人フォトカルチャー倶楽部は、賛助企業各社、会員の皆様のご支援で、さまざまな社会貢献・文化貢献・環境貢献に 取り組んでいます。本コンテストを通じて、故秋山庄太郎先生の御遺志でもあった 「写真芸術の振興」「社会福祉支援」の一翼を担い、広くわが国の写真文化の発展に寄与するよう目指します。 また、本コンテストの応募作品は、コンテスト後に病院や学校・福祉施設などに供与し、 人々が写真を通じて毎日を楽しく人生を豊かにしていく為に活用させて頂きます。

グランプリ「雫(しずく)」佐藤武男(新潟県)

花というものが持つ清楚、可憐、儚さ、色気、 生気…そのすべてを備え、表現し切った写真で す。スタティック(静的)な美しさがあるもの の、ふつうは単調になりがちなところを、いま まさに落ちんとする一滴によって絶妙な緊張感 が画面にみなぎりました。静と動(の予感)共 存の面白さが作品の妙味といえそう。独創的な 背景色も上品で個性的。(審査員:板見浩史)

特選「春が来た」門間栄子(秋田県)

特選「ニリンソウ咲く」宮岡武(埼玉県)

特選「春の喜び」木村則子(東京都)

特選「微笑」深沢有基(長野県)

特選「タデ一点」大川裕二(東京都)

特選「アルストロメリア」植木勤(長野県)

特選「花のブランコ」島本佳春(大阪府)

特選「夢模様」浦修造(兵庫県)

特選「ミニバラ」山縣直幸(広島県)

特選「清流の乙女」筒井由紀子(高知県)

入選「寄り添う」 東海林勇(北海道)

入選「求愛」 反保祐介(北海道)

入選「夢の花園」 阿部美弥子(青森県)

入選「ポップな気分」 舘弘美(岩手県)

入選「希望」 高橋一英(宮城県)

入選「路傍の雅」 鈴木彦三(福島県)

入選「夕暮の丘」 柳沼利行(福島県)

入選「早春花嵐」 井村敏也(茨城県)

入選「美の競演」 鈴木淳子(茨城県)

入選「春雨舞う梅郷」 染谷とし子(千葉県)

入選「姉妹」 吉久正(東京都)

入選「気品」 番場昭子(東京都)

入選「チューリップマーチ」 今関弘明(東京都)

入選「蕎麦の花」 山田信一(東京都)

入選「水の妖精」 藁品敏幸(神奈川県)

入選「秋空へ」 喜入陽明(神奈川県)

入選「山里の紅梅」 池田豊(長野県)

入選「カンゾウの咲く丘」 中村正樹(新潟県)

入選「早春に咲く」 大久保栄俊(静岡県)

入選「来客」 松下元久(静岡県)

入選「マツムシソウ」 小泉茂(愛知県)

入選「けなげに」(アカヤシオ) 片山みさ子(三重県)

入選「寒椿」 世古満美(三重県)

入選「梅日和」 松本修一(三重県)

入選「反映」 東山昌弘(滋賀県)

入選「艶めく」 河野純一(大阪府)

入選「ピンク」 後神輝美(大阪府)

入選「同輩」 仲秀豈(大阪府)

入選「もうすぐ旅立ち」 藤野良信(大阪府)

入選「華ちょうちん」 谷山誠四郎(兵庫県)

入選「わき立つ勇気」 渡邊翔一(奈良県)

入選「初夏のやまほうし」 重村哲雄(山口県)

入選「翁の春」 柏村晴男(山口県)

入選「里山の乙女」(ササユリ) 藤田隆一(福岡県)

入選「霧雨に咲くオオキツネノ カミソリ」 右田稔(福岡県)

入選「しぼり朝顔」 伊東映子(福岡県)

入選「霜の朝」 黒瀬博恭(熊本県)

入選_阿蘇高原の花「ヒゴタイ」 清水良夫(熊本県)

入選「可憐に立つ春」 川畑一憲(鹿児島県)

佳作「野に咲く花」 菊地誠一(宮城県)

佳作「美儚」 鈴木要介(秋田県)

佳作「ダリア」 富田勝雄(茨城県)

佳作「春の舞」 武藤浩子(茨城県)

佳作「コキア」 松本フミ子(栃木県)

佳作「無題」當摩ツネ(栃木県)

佳作「サクラの頃」 根岸正(埼玉県)

佳作「ようこそ」 佐久間俊雄(埼玉県)

佳作「ラストシーン」 神久文江(埼玉県)

佳作「紫静」 高田健一(千葉県)

佳作「せせらぎに歌う」 島貫喜重(千葉県)

佳作「夏つばき」 小俣茂子(東京都)

佳作「木漏れ日の中で」 川上千鶴子(東京都)

佳作「背のび」 小村さつき(東京都)

佳作「妖精のダンス」 渡部貞則(東京都)

佳作「春光」 笠原英昭(東京都)

佳作「風車」(カザグルマ) 竹内正義(東京都)

佳作「清楚にして凛」 神澤栄一(神奈川県)

佳作「綿帽子」 松本勝治(神奈川県)

佳作「花雪洞」 大島英一(神奈川県)

佳作「ほほえみ」 藤江恭平(神奈川県)

佳作「咲き誇る」 内藤健一(神奈川県)

佳作「ネコヤナギ」 (アカショウビンにへんしーん) 森下政司(神奈川県)

佳作「おだまき」 上條正博(長野県)

佳作「はるの調ベ」 三膳美江(新潟県)

佳作「春の宵」 鈴木義徳(静岡県)

佳作「涼彩」 藤原圓次(静岡県)

佳作「幽玄桜」 浅井十像(愛知県)

佳作「ナンバンキセル」 中村光一(愛知県)

佳作「走り梅雨」 山浦敦資(愛知県)

佳作「ラベンダー」 宮崎秀翠(三重県)

佳作「ヒマラヤンブルー」 野崎利雄(三重県)

佳作「春の小川」 谷崎進(滋賀県)

佳作「アネモネの背くらべ」 北尾均(京都府)

佳作「ラッシュアワー」 菊地葛雄(京都府)

佳作「紅梅」 浅田広信(大阪府)

佳作「桃色吐息」 飯塚紀与子(大阪府)

佳作「一輪のバラ」 坂本昭雄(大阪府)

佳作「ピンク」 大西ひとみ(大阪府)

佳作「優雅に一輪」 本田三恵子(大阪府)

佳作「秋日和」 鶴島里子(島根県)

佳作「秋日和」 鶴島里子(島根県)

佳作「妖艶」 林田弘行(広島県)

佳作「春から夏への衣替え」 川崎美智夫(徳島県)

佳作「清楚」 篠原修三(香川県)

佳作「野の花」 雪本信彰(高知県)

佳作「陽光」 日高國治(福岡県)

佳作「菖蒲園の朝」 伊藤勇剛(福岡県)

佳作「早朝一番」 渕上久男(長崎県)

佳作「飛び立つ」 清水義長(熊本県)

総評 前田晃「撮る人の思いを表現する写真を」「秋山庄太郎記念〈花〉写真コンテスト」となって、今回で3回目を迎えました。全国津々浦々から3,500点近い作品が集まり、審査にも熱が入りました。花写真の人気と、その奥深さを改めて感じた次第です。写真 は、事象を記録する手段であると同時に、撮る人の思いを表現するものでもあります。入賞作に共通するのは、花に対するそれぞれの思いがよく表現され ていたということです。今後とも意欲あふれる作品 をお寄せください。 総評 上野正人「制約をいかに活かすかも 写真の醍醐味」2002年の第1回以来、最多のご応募を頂き、秋山庄太郎の評した通り「有数のコンテスト」となりました。グランプリは、 安定感のある抒情的な作品で、背景や滴がさりげなく品のよさを醸し出しています。特選・入選作品は、華麗、静謐、愉しさなどそれぞれ個性的です。選外には、トリミングが惜しまれる作品が少なくありませんでした。秋山庄太郎は光源に乏しい病室で、お見舞いの花を絵画調に撮ったりしました。制約の活かし方も、醍醐味のひとつと思います。 総評 板見浩史「前向きな気持ちを起こさせる写真が入選する」このコンテストの優れた作品は、病院や学校や老人ホームなど、さまざまな施設に寄贈されます。ですから、見る人に生きる元気や前向きな気持ちを起こさせる花の写真を優先して選ばせていただきました。写真は撮影者の気持ちが反映されるもの。花を写すときに、写真を見る人の喜ぶ顔を想いながら写せば、きっと人の心を和ませる写真が撮れるはず。来年もそんな写真を待っています。
協賛 秋山庄太郎写真芸術館 秋山庄太郎写真芸術協会 秋山写真工房 株式会社スリーノーマン 有限会社イマジン・アートプランニング カメラのキタムラ&スタジオマリオ 株式会社新東通信 株式会社丹渓 日本食研ホールディングス株式会社 マルコメ株式会社 特定非営利活動法人リブ・フォー・ライフ美奈子基金
NPO法人フォトカルチャー倶楽部